こちらは1962年にマーベルより発表された大人気漫画「（超人）ハルク」よりも5年も先に出ていた日本版ハルクと言える作品、柴田みのる作「Zの戦慄」です。柴田書店、昭和32年ー1957年の初版。


表紙に少し軽い傷みはありますが、概ね良好です。最後のページに少し軽いらくがきあり。通読は問題なく楽しめます。


柴田みのる先生は1940年代後半の赤本時代から活躍されている漫画家で、貸本漫画も多く手がけました。中村書店でも多く書いています。その彼が1957年にアメリカでまだマーベルよりも超人ハルクが出される前にハルクのような怪人の活躍を描いた作品です。


探偵の活躍も含めた探偵漫画にもなっていて、最後には謎の宇宙人も絡んでいたことが発覚する壮大なストーリーです。死んだ米国人プロレスラー・コンドルが人造人間に改造され、大暴れ（ハルクもプロレスラーのハルク・ホーガンがもとになっているので、このあたりも似ています。姿もどことなく。超人ハルクは体が緑色ですが、怪人ミスター・コンドルは髪の毛が緑色ですーまさかの類似点あり）。


そこに探偵が乗り出します。果たして。ギャングに襲撃された飛行機では美少女のダイヤがまず狙われ、乗客たちが阻止、そして勇敢にもギャング団に立ち向かいます。だが、運も悪く墜落（コンドル氏も力道山の試合前に死亡扱い）。ギャング団のボス、Zらが暗躍。


しかし、実は飛行機には富士探偵が生き残っていて逆襲の機会を狙っていた。美少女らとコンドル氏らは誘拐されていて、コンドル氏は改造されて、人造人間に。


大暴れする人造人間コンドル、そして裏で企む怪人Z。本部に突入し、恐るべき正体が（宇宙人だった）。その目的は。そしてコンドル氏の運命は。熱い1冊です。お楽しみいただければ、と思います。


ゆうパックもしくはレターパック、クリックポストなどでの発送です。防水対策もしてお送りします。


追加の写真アップしました。



追加の写真アップしました。迫力ある日本版ハルクともいえる内容楽しめます（こちらは敵方ですが）。そして惑星人Zとは何者なのか、そして恐るべきたくらみとは、壮大なストーリーです。 xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・